マンションの空きスペースで「共同農園」をやってみませんか?
リョー@都心の分譲マンション住まいです。
妻も自分も出身地・親元から離れて住んでいます。
特に頼れる隣人がいなかったため、子供が産まれたばかりの頃などは、不安な思いをしました。
そんな時、マンションの空いている小さな共用部分で、希望者を集めて畑(共同農園)をやることにしました。
すると、マンション内に「仲良い人」がどんどん増えました。
結果、子供のことを気にかけてくれる人、留守の時に猫の面倒をみてくれる人などが出来ました。
「人との繋がりは宝」だと思います。
皆さまのマンションなどでも、条件が合ったら、試してみてはいかがでしょうか。
子供の食育にも役立ちますよ😀
共同農園を、分譲マンションで作る方法
「マンションで共同農園」と言われても、どうやって始めればいいのか分からないですよね。
共有スペースを使用するには、マンションの住民総会で承認を得ることが必要です。
僕の場合は、住民総会で急に提案しましたが、事前に理事会へ提案して議題にしてもらうと、よりスムーズに行くかと思います。
その際には、以下をまとめ、伝えることができると良いです。
- いかにマンション全体の役に立つのか
- いかに他の住民に迷惑をかけないか
いかに、マンション全体の役に立つか
「近所の人間関係が煩わしい」と感じる人が、都会では多い傾向にありますね。
しかし、隣人を全く知らないことに不安を持っている人も、沢山います。
防災や防犯、子育てなどで、コミュニティの力が必要な中で、「隣近所での、人間関係を構築できる」選択肢を作ることは、大きなメリットです。
そういった人間関係を「求めていない人」は参加しなくてよく、あくまで「任意の希望者」が参加できることが大切です。
また、共用スペースでの収穫なので、年に1回程度、マンションに住む人が誰でも参加できる「収穫祭」を行っています。
収穫祭では、みんなで野菜を収穫した後、収穫野菜を使った料理を楽しみます。
会員以外に、少し顔見知りになりたい人や、子供に収穫体験をさせたいご家族など、参加理由は様々です。
いかに、他の住民に迷惑をかけないか
利用のルールを仮設定します。
- 使用する「時間帯」
- 作業に使って良い場所の「範囲」
- 鍵が必要な場所であれば、「鍵の運用方法」 など
思いつく懸念点は先に検討し、対処方法を提示できるようにしておきます。
共同農園の運営方法
いろんなやり方があると思いますが、うちの例を紹介します。
- 年に一回、住民のポストに募集チラシを入れて、参加希望者を募ります。
- 春先に土の準備(草抜きをしたり、マグネシウムなどを入れたり)をします。
- 栽培計画を立てます。
連作をすると良くないもの(特にナス科など)があるので、どの場所に、いつ、何を植えるか、ザッと計画します。 - 作物ごとの担当を決めます。
その担当者が、苗を買ったり世話を行う「進行管理人」となり、みんなに声をかけます。 - 世話自体は、参加できる人みんなで行います。
なお、大人一人に付き1,000円の年会費を徴収しています。(子供や、収穫祭のみの参加者は無料)
肥料、苗やその他必要なものは、会費で賄います。
会員が購入した商品のレシートを、会計係に渡して、お金を受け取る形式です。
共同農園は、子供の食育にも効果あり
娘が3歳の頃だと思います。
共同農園で収穫したナスを、その場で洗って切って、鰹節と醤油で食べました。
それまで、野菜をあまり食べようとしなかった娘が、「美味しい♪」とパクパク食べました。
そして、今(小4現在)に至るまで、ナスは大好きです。
ナスに限らず、みんなで作ったトマトやキュウリなど、美味しく食べて、野菜が大好きな子供に育っています。
共同農園がきっかけで、コミュニティが広がります
子供が日常的に挨拶できる、子供を気にかけてくれる人たちの中で子育てができることは、安心だなと感じています。
マンション内で困ったことがあったり、疑問に思うことがある時に、気軽に相談できる相手が複数いることで、情報が入ってきやすくなります。
猫を飼い始めたのですが、2日程度家を明ける時に、ペットホテルに預けなくても面倒を見てくれる人がいるのは、猫にとっても良かったなと。😊
また、一家族だと実施しづらい、ハロウィンや流しそうめんなどの季節企画に乗ってくれる人も多くいます。(こちらもマンション理事会に承認を得ています。)
子供がいない世帯も含めて、大人数で楽しむことができています。
まとめ
マンションの共用部分で、土の部分がある場合、理事会・総会で決定した上で、共同農園を作ってみてはいかがですか。
隣近所の人たちと「良好な関係を得られる、コミュニティづくり」に役立つかもしれませんよ。
ぜひ、ご検討ください。
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