【都内】狛江市で「古墳」を間近に楽しもう!
小4娘のりっちゃんは、歴史本こよなく愛し、NHKの「歴史探偵」が大好きです。
先日「飛鳥の八角形古墳」を見てから、古墳ミステリーにハマり中。
古墳見たいなー。奈良に行きたいなー。
コロナだから旅行は難しいね。一番近い古墳ってどこかな?
調べてみよう!
ん!?… 狛江市は「古墳の町」!?
狛江市!?
東京都内!?
東京都「狛江市」、馴染みの薄い人も多いかもしれません。
しかしそこは、知る人ぞ知る、古墳散策スポットでした!
写真多めでご覧ください。
狛江市に「たくさんの古墳」がある理由
「狛江」は狭い地域でありながら、生活のしやすい環境だったため、昔の人々の生活跡や古墳が数多く残されています。
狛江市は、世田谷区、調布市、多摩川に囲まれた、東京都の市区町村で一番小さな市(島除く)です。
5世紀半ばから6世紀半ばにかけて、この地域で造られた古墳が「約70基」見つかり、10基以上残っています。
狛江市に古墳が多い理由は、その地形にあります。
昔の狛江は、多摩川の豊富な水と、豊かな緑に囲まれた環境だったそうです(今も緑は多いです)。そして、生活のしやすい環境だったと考えられています。
実際、古墳に限らず、昔の人々が生活した痕跡や遺跡がたくさん見つかっています。
狛江市「古墳散策前に」準備をしよう!
「狛江市観光協会」は狛江市役所(『小田急線』の「狛江駅」北口徒歩3分)の中にあります。
【 狛江市観光協会 】
場所:狛江市役所 地域活性課 地域振興係内
営業時間:8:30~17:00
休業日:土日祝 年末年始
「狛江駅」「和泉多摩川駅」に、観光情報のパンフレット等はありませんでした。
土日祝日、観光協会はお休みです。
散策する場合は、事前にマップをプリントアウトすることをおすすめめします。
私たちが歩いた、古墳散策ルート
私たちは、以下のマップの赤数字の順番に歩きました。
(START)狛江駅 → ①土屋塚古墳 → ②駄倉塚古墳 → ③経塚古墳 → ④兜塚古墳 → ⑤むいから民家園 → ⑥亀塚古墳 → ⑦猪方小川塚古墳 → (GOAL)和泉多摩川駅
の順番です。
【最終的に「かかった時間」と距離】
時間:子供とゆっくり歩いて2時間40分(休憩40分をはさんだ11:20〜14:40)
歩いた距離:8.3キロ
万歩計歩数:11,300歩(娘はちょこちょこ動き回るので、歩数16,000歩強でした)
※「狛江駅」出発から「和泉多摩川駅」到着までの距離と歩数
土屋塚古墳
狛江駅スタート!
商店街を通り過ぎ、住宅地を進みます。
普通の生活道路を歩くと、そこに古墳が!
柵の中には入れませんでしたが、中に小道のようなものがあったので、入れる時がありそうです。
昭和61年、市史跡に指定されました。
比較的状態が良いようで、研究の結果、様々なことがわかったようです。
例えば、この付近で取れた土を使って、群馬に拠点を置く集団が作った「はにわ」が、土屋塚古墳で発見されています。
土を群馬に送り、群馬で作られた「はにわ」が送り戻されたのか、群馬の人が狛江まで来て「はにわ」を作ったのか?
ミステリーですね。
古墳っぽくないねー。家の近くにもありそう。
子供の反応は正直でした🙄
駄倉塚古墳
交番の警察官や、近所の人も尋ねましたが、場所がわからなかったのが「駄倉塚古墳」です。
(最終的に、ネットで検索で写真を見つけました。ネットってすごいですね。)
駄倉塚古墳は、マンションで囲われて、中に入れませんでした。
中を覗くと、こちらも小道のようなものがありました。
経塚古墳
マンション横に、森のようにあったのが「経塚古墳古墳」です。
隣のマンションの管理人さん、または泉龍寺で鍵を借り、柵の中に入ることができます。
この日は、マンション管理人さんは不在だったため、向かいの泉龍寺で鍵を借りました。
兜塚古墳
住宅街に囲まれた一角に、「兜塚古墳」がありました。
狛江市内で一番大きな古墳です。
帆立貝の形だった可能性がありますが、発掘された時に一部壊されていため、実際の形はわかりません。
また、兜塚古墳の頂上は、市内で一番高い地点(標高30.4メートル)だそうです。
広ーい、高ーい!テンション上がるねー!
むいから民家園
「むいから民家園」は、江戸時代の古民家を移築復元し、展示や体験教室を行っている施設です。
残念ながら緊急事態宣言中のため、休園中。
いつ再開されるか未定のようです(2021年5月6日現在)
近くの公園から写真を撮りました。
次回、ぜひ行って見たいです。
亀塚古墳
「亀塚古墳」は、狛江市最大の古墳群でしたが、現在は住宅地になっていました。
この地域(多摩川中流域)で、唯一の帆立貝型前方後円墳だったそうです。
古墳から、後漢時代(この古墳が作られる200年位前の時代)の鏡が入っていたとか。
当時の姿は残っていませんが、石碑がありました。
猪方小川塚古墳
細い小道を通り抜けると、「猪方小川塚古墳」があります。
小さい公園に整備されていて、ベンチや駐輪場がありました。
この古墳は、横穴式石室古墳。
ガラス張りで、中が見える造りの見せ方もよかったです。
最後は、猪方小川塚古墳から6、7分歩いて、ゴールの和泉多摩川駅に到着!
たくさん古墳が見れて、楽しかったー♪
全然疲れてないよ!(←強がり)
まとめ
今回の古墳散策は、2時間40分、8.3キロの道のりとなりました。
さすがに疲れたようで、帰りの電車で娘は爆睡でした。
天気の良い日だったので、自転車や徒歩古墳巡りしているご家族、カップル数組と会いました。
コロナ禍で、なかなか室内で楽しめない今、狛江市で古墳巡りはいかがですか?
狛江市、古墳関連の基本情報
狛江市観光協会場所 | 狛江市和泉本町1-1-5 狛江市役所 地域活性課 地域振興係内 |
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電話番号 | 03-3430-1111 |
営業時間 | 8:30~17:00 |
休業日 | 土日祝 年末年始 |
最新の情報は『狛江市公式サイト』をご確認ください。
狛江市の古墳散策に便利。『歩こう狛江の古墳!古墳散策マップ』はこちら
(今回使用したマップはこちら)
『むいから民家園』の情報はこちら
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