【都内】特別展『ポンペイ』(東京国立博物館)で古代ローマ都市の歴史を体感しました!
今から約2,000年ほど前、高度な文明と芸術で繁栄した、イタリアナポリの巨大都市「ポンペイ」は、巨大火山噴火により灰に埋もれました。
東京国立博物館の特別展『ポンペイ』では、当時の貴重な遺跡を体感することができます。
(東京国立博物館で後、京都、宮城、福岡と、2022年秋まで、日本全国を巡回します。詳しくは後で書きますね。)
今回は、感動の特別展の様子をレポートします!
特別展『ポンペイ』概要
2000年前、約1万人が暮らし、商業で栄えた古代ローマの大都市、ポンペイ。
西暦79年、ポンペイは火山噴火により、一夜にして、そこで生活していた人々とともに火山灰に埋もれました。
18世紀に入り、ポンペイは再発見され、発掘がはじまりました。
古代の遺跡が次々と発掘され、当時の人々の生活が明らかになってきました。
特別展『ポンペイ』では、イタリア・ナポリ国立考古学博物館の全面協力により、日本初公開を含む約150点もの品を鑑賞することができます。
東京会場 アクセス
■ 住所
東京都台東区上野公園13-9
東京国立博物館 平成館
■ 電車でのアクセス
JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、東京メトロ千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
チケット予約
入口のチケットカウンタで、当日券の購入が可能です。
当日券の空き状況は、公式Twitterで確認できます。
日時が決まっている場合は、事前予約が確実です。
各種チケットサイト(ローチケ、チケットぴあ等)での購入が可能ですが、公式チケットサイトでの日時指定チケットがわかりやすく、手間も少ないと思います。
※原則としてご来場日の22日前より随時予約可能となります。
※中学生以下は入場無料ですが、事前予約は必要です。
そう、中学生以下は入場無料なんです!
(しかも、入口で子ども向けのパンフレットがもらえます。)
親子で一緒に鑑賞する場合、お子さんが飽きないように事前に予習をすると良いと思います。
特別展『ポンペイ』に行く前、娘ちゃんに、世界史探偵コナンの「古代都市ポンペイの真実」を読むことをすすめられました。
わかりやすいイラストとキャタクターで、理解が進み、おすすめです。
鑑賞時間の目安と混雑状況
混雑緩和のため、90分程度の鑑賞を呼びかけていました。
実際、じっくり見て、読み物を読むと2時間はかかると思います。
私たちは、朝イチ(9:30-10:30)に入場しました。
会場が広く、スムーズに鑑賞しましたが、徐々に人が多くなります。
昼頃、会場を後にする頃には、若干並ばないと展示物が見れない状態でした。
早めの訪問がおすすめです。
特別展『ポンペイ』みどころ
会場内、全作品の撮影はOKですが、個人利用に限ります。
今回は、公式Twitterのツイート、ポスターや、新聞の写真でお楽しみください。
見応えのある映像
会場に入ってすぐに出迎えてくれるのは、大画面!
ポンペイが灰で包まれた様子が、大迫力のCG映像が映し出されます。
そこに
「古(いにしえ)の文明が、人々が、そこにいた」
のナレーション
映像に、心が震えます。
実際に体験したような景色を、CG映像で見ることができます。
また、ナポリ国立考古学博物館から持ち出し不可能な作品も、解説映像で詳しく鑑賞できます。
特別展『ポンペイ』では、映像を効果的に使い展示をしていました。
日本初公開を含む約150点もの作品数
約2000年前に存在した巨大都市ポンペイの様子は…
- 下水・公衆水道が整備
- 街には公衆浴場が完備
- 居酒屋、パン屋、クリーニング店が立ち並ぶ
- 2万人(人口の倍)が入る大劇場がある
- (身分は高くなくても)女性実業家が活躍
と聞くと、今と変わらない生活ですよね。
そんな当時の生活風景や、美しい芸術品を知ることができる生活品の数々を間近で見ることができます。
【#ポンペイ展 担当Oの推し👍】
— 特別展「ポンペイ」 (@pompeii2022) February 11, 2022
ナポリ国立考古学博物館には「秘密の部屋」🙈と呼ばれる展示室があり、娼婦の館から出土したエロティックな場面を描いた壁画等が展示されています。
性に対するポンペイの人々のおおらかさがうかがえますね。
ウェヌス像は、その「秘密の部屋」からお借りしてきました😳 pic.twitter.com/fjrDOnPmUh
【#ポンペイ展 担当A.Oの推し👍】
— 特別展「ポンペイ」 (@pompeii2022) January 28, 2022
ナポリ国立考古学博物館の中でも最も有名なフレスコ画の一つで、同館の看板娘ともいえる作品です。
手にする物や知的な雰囲気から、古代ギリシャの女性詩人サッフォーとも言われる彼女は、ナポリのお土産屋さんで目にするカレンダー等でもおなじみの人気者でした🥰 pic.twitter.com/yIbuScsjVY
豪華な装飾品や彫刻、細かく美しいモザイク画、繊細な台所用品、高度な医療用具、農具など、見ているだけでため息が出ます。
灰に埋まっていたため、遺跡や発掘品の状態が良いのも、ポンペイの特徴です。
特別展『ポンペイ』の館内施設をチェック!
館内の、展示品以外の情報をお伝えします。
無料ロッカー
1階と2階にたくさんのロッカーがあります(展示会場は2階)。
100円硬貨を入れて使用し、後で戻ってきます。
硬貨の取り忘れに注意しましょう!
展示会場は暖かく、たくさん歩き回るため、上着はロッカーに入れ、身軽に鑑賞しましょう。
絶対必要な「音声ガイド」
会場入口で、音声ガイド機の貸し出しがあります。
1台600円(税込)。
これは絶対に借りましょう!
目だけでは得られない貴重な情報をたくさん得ることができます。
声の出演は、小野賢章さん(『ハリー・ポッター』シリーズ吹き替え版のハリー役、『黒子のバスケ』黒子テツヤ役など)と小野友樹さん(『黒子のバスケ』火神大我役など)です。
ふたりが扮するキャラクターが、ポンペイの街、生活、文化を生き生きと紹介します。
35分の音声の中には、興味深いクイズもあり、興味深いですよ!
感染対策
入口で検温、消毒をします。
会場内の至る所に、消毒液が設置されています。
また、「会話はお控えください」のパネルを持ったスタッフが、あちらこちらにいました。
朝イチで入場したせいか、それほど混んでいることもなく、安心して鑑賞できました。
ショップも楽しもう!
ここでしか買えない、本や面白グッズが並びます。
我が家は、以下2つを購入しました
・「家の玄関に敷かれた番犬注意の床モザイクのバンダナ」(娘ちゃんの給食のランチョンマット用)
・「炭化した風のチョコパン」(美味しかったです)
まとめ
今回の特別展のテーマは
「そこにいた」
たった5文字の言葉ですが、鑑賞した後、この言葉の重みを感じました。
特別展『ポンペイ』は東京国立博物館で4月3日(日)まで開催され、その後、京都(4/21~7/3)、宮城(7/16~9/25)、福岡(7/16~9/25)と、日本全国を巡回します。
日本初公開を含む、約150点もの作品に触れる貴重な機会です。
少し遠出をしてでも、行く価値のある展示だと思います。
特別展『ポンペイ』で、大地に眠る古代ローマ都市の歴史を感じてみませんか?
基本情報
住所 | 東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館 平成館 |
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電話 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
電車のアクセス | JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より徒歩10分 東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、東京メトロ千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分 |
会期 開館時間 | 2022年1月14日(金)〜4月3日(日) 午前9時30分~午後5時 ※3/4(金)より金曜、土曜、日曜、祝日は午後6時まで |
休館日 | 月曜日、3/22(火) ※3/21(月・祝)、3/28(月)は開館 |
観覧料 (税込) | 一般:2,100円 大学生:1,300円 高校生:900円 ※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料 |
巡回予定 | 京都市京セラ美術館(京都)2022年4月21日(木)~7月3日(日) 宮城県美術館(宮城)2022年7月16日(土)~9月25日(日) 九州国立博物館(福岡)2022年10月12日(水)~12月4日(日) |
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