子どもが料理をするメリットはたくさん。ひとり料理もおすすめ!

2021年9月2日

子ども料理のススメ

イッコです。

2021年夏、小4の娘は「冷やし中華」をひとりで作れるようになりました。

食材を細く切り、麺を茹で、タレを自作。
ハードルが高いかな、と思いましたが、そんな心配は不要でした。

娘が料理をする姿を観察し、子どもが料理をするメリットがたくさんあることに気づきました。

子どもに料理をさせないなんてもったいない!
ぜひ、子どもと料理を楽しみましょう。

3コマ漫画
冷やし中華作り

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子どもが料理をするメリット

子どもが料理をするメリットは、たくさんあります。

私は、子どもが料理をすることで「生きるための力」が身につくと考えています。

食育になる

料理で食育

料理で食育!

食育とは、「生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるもの」と、農林水産省のサイトで定義がされています。

つまり「食べ物や食事に関する知識を学び、健康的な生活を送れるようにする教育」です。

いつも料理を作ってもらうことが当たり前の生活では、食へのありがたみが薄れ、好き嫌いをし、健康的とは遠い生活になるかもしれません。

実際、私が冷やし中華を作ると、娘は「麺だけ食べたい」といいます。
しかし、娘が自分で作る時は、野菜と卵とハムを綺麗に切り、満足げに食べます。

子どもが料理をすることで、食や人を大切にし、感謝をする気持ちが育ち、食への興味が広がります。

楽しく学び、学校の勉強を先取り

料理は学びの場
料理は学びの場!

料理は、学校の勉強と繋げることができます。

料理をすることで、子どもの知りたい、調べたい内容はあふれ出します。

例えば…

■算数
「計る」ことの多い料理は、算数の勉強に最適です!

  • 大さじ(15ml)3杯分を、計量カップで計れる?
  • 大さじ(15ml)の半分を、小さじ(5ml)で計るにはどうする?

■理科
料理で、実験や生き物の観察ができます。

  • ピーマンはナス科だね。他にナス科の野菜はなに?
  • スープに油を入れたら、なんで丸くなって浮くの?

■社会
食材の産地、楽しく知識が増えますね!

  • 今日のトマトは熊本県産。生産量全国1位だね!
  • なんで、レタスは長野でたくさん生産されているんだろう?

など、学びの宝庫ですね。

料理をする前に、なるべく娘と一緒に買い物に行き、材料を揃えます。
料理前の下準備も一緒にやるようにしています。

一緒に買い物や準備をすると、子どもから疑問・質問がどんどん出てきます。

こんな時はスマホが大活躍。すぐに調べられる、いい時代ですね。

料理をしている時、子どもとたくさん話しましょう!

集中力、創造力を高める

ミートパイ作り
細かい作業で集中力アップ

料理は、包丁を使ったり、火を使ったりと、緊張しつつも集中しないと出来ないことがありますね。

お皿を選び、盛り付けを綺麗にしたりは、楽しい集中です。

また、料理に慣れてくると、

りっちゃん

もっと美味しく、見栄えよくするには、どうしたらいいかな?

と、アイディア浮かんできます。

娘は、冷やし中華のタレの調味料に変化を加え、自分の好きな味を追求しています。

達成感と自信を得る

大きな達成感を得る
大きな達成感を得る

頑張って料理ができると、子どもは喜びと「達成感」を得ることができます。

そして、親や身近な人が食べて褒めると、(認められたことによる)「自信」になります。

短い間で「達成感」と「自信」が得られるのです!

この良いサイクルを繰り返すことで、他の物事にも積極的に取り組めるようになると嬉しいですよね。

やりたい時が、はじめ時

料理を楽しむ娘
料理を楽しむ娘

両親がいつも料理を作っている姿を見ると、子どもは

りっちゃん

同じことを、自分でもやってみたい!

という気持ちに、必ずなります。

今忙しいのに、面倒だな、危ないな、と感じる時もありますよね。

しかし、子どもが「料理をやりたい!」と言った時が、はじめ時です!

やりたい時にやらせないと、「何もやらない・出来ない子ども」になるよ!」
と昔、母から言われました。

その通りだと思います。

私は小学校1年生の時から、包丁を使い、皿洗いをしていました。

後から聞いた話、母は、後ろから冷や冷やしながら私を見守り、私が洗った食器は(泡が残っているので)こっそり2度洗いしていたそうです。

お手伝いではなく、すべてを任せてみよう

包丁をゆっくり上手に使う娘
包丁をゆっくり上手に使う娘

小さいお子さんでしたら、イベント感覚で、親と一緒に簡単なお菓子などを作るのがいいでしょう。

小学生になったら、料理のお手伝いではなく、1皿ひとりで作れるようになるといいと思います。

最初は、野菜をちぎるだけのサラダや、茹でるだけの茹で卵など、簡単なものからスタートします。

レタスとプチトマトのサラダ
レタスをちぎってプチトマトを載せるのだって、りっぱな料理!

ひとりで全部の工程をやるために、「手順を考える」必要があります。
この「手順を考えること」は、一生必必要なスキルですね。

最初は一緒に料理をして教え、徐々に口や手を出さずに見守る形が良いでしょう。
もちろん、火を使うときは後ろから見守ります。

できるようになったら、忙しい時などに、

イッコ

今日、サラダ作って貰えると嬉しいな。

と伝えます。子どもに任せている間に、親は別の家事ができます。

そして、子どもが料理を作ってくれたら、たくさん褒めましょう!

「お片付けまでが料理です」と伝えるのもお忘れなく!

まとめ

娘ちゃん特製冷やし中華
麺と具を別皿に盛る。味が混ざるのが嫌だそう

子どもとの料理、面倒だと感じることもありまると思いますが、子どもがやりたい時にやらせましょう。
メリットがたくさんです!

そして、お手伝いではなく任せましょう。

娘ちゃんに冷やし中華を教えたのは、夏休み中。
夏休みの昼食、2日に1回は冷やし中華でした笑

それも楽しい思い出です。