子どもが料理をするメリットはたくさん。ひとり料理もおすすめ!
イッコです。
2021年夏、小4の娘は「冷やし中華」をひとりで作れるようになりました。
食材を細く切り、麺を茹で、タレを自作。
ハードルが高いかな、と思いましたが、そんな心配は不要でした。
娘が料理をする姿を観察し、子どもが料理をするメリットがたくさんあることに気づきました。
子どもに料理をさせないなんてもったいない!
ぜひ、子どもと料理を楽しみましょう。
子どもが料理をするメリット
子どもが料理をするメリットは、たくさんあります。
私は、子どもが料理をすることで「生きるための力」が身につくと考えています。
食育になる
食育とは、「生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるもの」と、農林水産省のサイトで定義がされています。
つまり「食べ物や食事に関する知識を学び、健康的な生活を送れるようにする教育」です。
いつも料理を作ってもらうことが当たり前の生活では、食へのありがたみが薄れ、好き嫌いをし、健康的とは遠い生活になるかもしれません。
実際、私が冷やし中華を作ると、娘は「麺だけ食べたい」といいます。
しかし、娘が自分で作る時は、野菜と卵とハムを綺麗に切り、満足げに食べます。
子どもが料理をすることで、食や人を大切にし、感謝をする気持ちが育ち、食への興味が広がります。
楽しく学び、学校の勉強を先取り
料理は、学校の勉強と繋げることができます。
料理をすることで、子どもの知りたい、調べたい内容はあふれ出します。
例えば…
■算数
「計る」ことの多い料理は、算数の勉強に最適です!
- 大さじ(15ml)3杯分を、計量カップで計れる?
- 大さじ(15ml)の半分を、小さじ(5ml)で計るにはどうする?
■理科
料理で、実験や生き物の観察ができます。
- ピーマンはナス科だね。他にナス科の野菜はなに?
- スープに油を入れたら、なんで丸くなって浮くの?
■社会
食材の産地、楽しく知識が増えますね!
- 今日のトマトは熊本県産。生産量全国1位だね!
- なんで、レタスは長野でたくさん生産されているんだろう?
など、学びの宝庫ですね。
料理をする前に、なるべく娘と一緒に買い物に行き、材料を揃えます。
料理前の下準備も一緒にやるようにしています。
一緒に買い物や準備をすると、子どもから疑問・質問がどんどん出てきます。
こんな時はスマホが大活躍。すぐに調べられる、いい時代ですね。
料理をしている時、子どもとたくさん話しましょう!
集中力、創造力を高める
料理は、包丁を使ったり、火を使ったりと、緊張しつつも集中しないと出来ないことがありますね。
お皿を選び、盛り付けを綺麗にしたりは、楽しい集中です。
また、料理に慣れてくると、
もっと美味しく、見栄えよくするには、どうしたらいいかな?
と、アイディア浮かんできます。
娘は、冷やし中華のタレの調味料に変化を加え、自分の好きな味を追求しています。
達成感と自信を得る
頑張って料理ができると、子どもは喜びと「達成感」を得ることができます。
そして、親や身近な人が食べて褒めると、(認められたことによる)「自信」になります。
短い間で「達成感」と「自信」が得られるのです!
この良いサイクルを繰り返すことで、他の物事にも積極的に取り組めるようになると嬉しいですよね。
やりたい時が、はじめ時
両親がいつも料理を作っている姿を見ると、子どもは
同じことを、自分でもやってみたい!
という気持ちに、必ずなります。
今忙しいのに、面倒だな、危ないな、と感じる時もありますよね。
しかし、子どもが「料理をやりたい!」と言った時が、はじめ時です!
「やりたい時にやらせないと、「何もやらない・出来ない子ども」になるよ!」
と昔、母から言われました。
その通りだと思います。
私は小学校1年生の時から、包丁を使い、皿洗いをしていました。
後から聞いた話、母は、後ろから冷や冷やしながら私を見守り、私が洗った食器は(泡が残っているので)こっそり2度洗いしていたそうです。
お手伝いではなく、すべてを任せてみよう
小さいお子さんでしたら、イベント感覚で、親と一緒に簡単なお菓子などを作るのがいいでしょう。
小学生になったら、料理のお手伝いではなく、1皿ひとりで作れるようになるといいと思います。
最初は、野菜をちぎるだけのサラダや、茹でるだけの茹で卵など、簡単なものからスタートします。
ひとりで全部の工程をやるために、「手順を考える」必要があります。
この「手順を考えること」は、一生必必要なスキルですね。
最初は一緒に料理をして教え、徐々に口や手を出さずに見守る形が良いでしょう。
もちろん、火を使うときは後ろから見守ります。
できるようになったら、忙しい時などに、
今日、サラダ作って貰えると嬉しいな。
と伝えます。子どもに任せている間に、親は別の家事ができます。
そして、子どもが料理を作ってくれたら、たくさん褒めましょう!
「お片付けまでが料理です」と伝えるのもお忘れなく!
まとめ
子どもとの料理、面倒だと感じることもありまると思いますが、子どもがやりたい時にやらせましょう。
メリットがたくさんです!
そして、お手伝いではなく任せましょう。
娘ちゃんに冷やし中華を教えたのは、夏休み中。
夏休みの昼食、2日に1回は冷やし中華でした笑
それも楽しい思い出です。
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