大宮盆栽美術館で、盆栽の奥深さを知りました!
![さいたま市大宮盆栽美術館](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_ogp-1024x538.jpg)
3月の連休中日の昼過ぎ、『さいたま市大宮盆栽美術館』を訪問しました。
子どもから大人まで、密にならない程度の人々が盆栽を楽しんでいました。
大切に育成・管理され、著名人が所有していた盆栽や、樹齢100年を越す盆栽を、情緒あふれる空間で楽しむことができます。
癒される、おすすめの美術館です。
![3コマ漫画](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/8c912bf1ba40ffe173ab15dda613f8d4-406x1024.png)
盆栽の聖地「大宮」
鉄道博物館やさいたまアリーナがあり、都心に近くて便利な埼玉県大宮市。
実は「盆栽の聖地」として、世界的に有名なのです。
なぜ「大宮」で盆栽?
![](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2021/03/illust_risa_normal.png)
なんで、大宮が盆栽の聖地なの?
江戸時代、東京文京区千駄木付近に、大名屋敷の庭の手入れをしていた植木職人が沢山住んでいました。
明治になり盆栽専門の仕事もできました。
1923年に起きた、関東大震災で大きな被害を受けた盆栽業者は、集団で東京を離れ、盆栽育成に適した土地を求めて、大宮に移り住みました。
東京に近く、盆栽育成のための良い水と土壌があったことが、大宮が盆栽の町になった理由の1つと言えそうです。
大宮盆栽村
![大宮盆栽村マップ](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_15.jpg)
大宮盆栽村は、東武野田線(東武アーバンパークライン)とJR宇都宮線に囲まれた大宮公園駅北側一帯の名称です。
集団で大宮に移り住んだ盆栽業者は、彼らだけの村を作ろうとし、1925年に彼らの自治共同体「大宮盆栽村」を作りました。
全盛期の1935年頃には、約30軒の盆栽園がありました。
現在、約10軒の盆栽園が残っています。
大宮盆栽美術館
![『さいたま市大宮盆栽美術館』外観](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_01.jpg)
大宮盆栽美術館は、盆栽村から歩いて数分のところに位置しています。
盆栽の調査・研究、育成、魅力を発信するため、2010年に大宮盆栽美術館が開館しました。
なんと、世界で初の公立の盆栽美術館です。
美術館で所有している盆栽は、約130鉢。
推定樹齢100年を超えるものも多く、中には推定樹齢1,000年の、貴重な盆栽もあります。
(後ほど、写真で紹介しますね)
大宮盆栽美術館のアクセス
![『さいたま市大宮盆栽美術館』入口](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_16.jpg)
大宮盆栽美術館は、静かな住宅地の中にあります。
住所
〒331-0804
埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3
電車
![一番近いJR宇都宮線土呂駅前](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_02.jpg)
JR宇都宮線「土呂駅」下車 東口より徒歩5分
東武アーバンパークライン「大宮公園駅」下車 徒歩10分
車
首都高速埼玉新都心線「新都心西」出口より約6km。
東北自動車道「岩槻」出口より約9km。
一般車は、2時間まで無料の駐車場があります。
自転車
入り口前に無料の駐輪場があります。
大宮盆栽美術館のチケット
![建物に入ると、季節の一鉢がお出迎え!](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_03.jpg)
入口で入館者カードに記入後(代表者のみ)、受付で入館料を支払います。
カードか電子マネーでの、キャッシュレス決済を推進していました。
![](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_04.jpg)
料金は、リーズナブル!
- 一般310円
- 高大生・65歳以上150円
- 小中学生100円
チケット購入時、窓口で以下を提示すると割引を受けられます。
- JAFのカード
- イオンマークのカード
![季節によって変わる、受付の盆栽](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_05.jpg)
大宮盆栽美術館のコレクションギャラリー
大宮盆栽美術館のギャラリーでは、盆栽の見方の説明、季節の盆器、歴史や絵画資料を見ることができます。
もちろん、盆栽の展示空間もあります。
季節に合わせた盆栽が週替わりで楽しめます。
![](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2021/03/illust_risa_surprise.png)
1週間ごとに、展示の盆栽を変えているの?
![](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2021/02/illust_ryo_think.png)
盆栽は基本、風や日光を浴びて育てるものなんだよ。
屋内の展示は、1週間が限度なんだね。
難しい解説は、スマホの音声ガイド「盆美eガイド」と一緒に楽しみましょう!
QRコードをスキャンして接続できます。
![「盆美eガイド」の接続方法](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_09.jpg)
大宮盆栽美術館の庭園
![盆栽庭園全体](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_06.jpg)
大宮盆栽美術館の庭園では、常に50点を超える盆栽が展示されています。
庭中央に盆栽を眺められる「あずま家」があり、季節によって異なる庭の景色を楽しむことができます。
なんと、推定樹齢1,000年を超える、貴重な盆栽も拝めます!
![推定樹齢1,000年の蝦夷松](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_07.jpg)
私たちが訪問したときに庭園にいた警備員さんは、とてもフレンドリーで、盆栽知識も豊富です。
色々な質問に教えてくれますよ。
最近、庭園での撮影がokになったそうです。
芸術的な写真を撮って楽しみましょう。
![観る角度によって別物に見える盆栽!](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_08.jpg)
大宮盆栽美術館の館内情報
![館内マップ](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_10.jpg)
ギャラリーと盆栽庭園以外の情報をまとめました。
ショップ
美術館内と外にショップがあります。
館内の受付横で、図録や、ポストカード、各種オリジナルグッズが購入可能です。
美術館の外には、盆栽ショップがあり、盆栽や盆器が購入できます。
美術館鑑賞後に、盆栽をすぐ始められますね!
![盆栽ショップ](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_11.jpg)
企画展示
![企画展示室](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_12.jpg)
企画展示室で、盆栽に関する、様々な歴史展や美術展をやっています。
私たちが訪問したときは、盆栽村についての展示を行っていました。
展示替えの期間は閉まるので、ホームページなどで情報を確認しましよう!
盆栽テラス(2階)
![盆栽テラスの場所](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_13.jpg)
2階のテラスから、庭園全体を見渡すことができます。
私たちは、テラスがあることを見逃していて、後から知りました。
2階からの景色は、次回訪問する時のお楽しみにします!
写真撮影について
コレクションギャラリー以外は、撮影可能です。
撮影にあたり、いくつかのルールがあります。
- 三脚及び自撮り棒の使用は禁止
- フラッシュによる撮影は禁止
- 撮影の際は、盆栽から30cm以上離れる
- 通路以外は、立ち入り禁止
ルールを守って、素敵な写真を沢山撮りましょう!
まとめ
![趣のある盆栽写真](https://oya-sodachi.com/wp-content/uploads/2022/04/bonsai_14.jpg)
『さいたま市大宮盆栽美術館』は、世界で初めての公立の盆栽美術館です。
表示や解説は、すべて日本語と英語で書かれています。
盆栽は日本だけでなく、海外でも愛好家が多いです。美術館に、海外の方を連れて行くと喜ばれそうですね。
実演や、子供向けのワークショップなどもあるので、訪問前に公式サイトをチェックしましょう!
風情ある空間で、盆栽を眺めるゆったりした時間を過ごせる、おすすめの美術館です!
基本情報
住所 | 〒331-0804埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3 |
---|---|
電話 | 048-780-2091 |
アクセス | ■電車 JR宇都宮線「土呂駅」下車 東口より徒歩5分 東武アーバンパークライン「大宮公園駅」下車 徒歩10分 ■車 首都高速埼玉新都心線「新都心西」出口より約6km。 東北自動車道「岩槻」出口より約9km。 |
開館時間 | (3月~10月)午前9時~午後4時30分 ※入館は午後4時まで (11月~2月)午前9時~午後4時 ※入館は午後3時30分まで |
休館日 | 木曜日(祝日の場合は開館) 年末年始、臨時休館日あり |
入場料(税込) | 一般 310円(200円) 高大生・65歳以上 150円(100円)/ 小中学生 100円(50円) ※( )内は20名以上の団体料金 ※ 年間パスポートあり |
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