奈良の郷土料理「飛鳥鍋」とは?歴史や作り方をご紹介します!
娘のりっちゃん@小4娘は、歴史が大好き。
一番行きたいところは、立派な古墳がいっぱいある奈良県。
奈良県の「郷土料理」は何かと調べたら、飛鳥時代から食べられていた牛乳鍋のルーツ、『飛鳥鍋』というものがあるらしい。
「そんな時代から牛乳を使った鍋があったの!?」と驚きました😮
面白そう、そして美味しそうなので、早速作って食べてみました。
飛鳥時代の古墳、都内でもみれますよ。
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飛鳥鍋とは?
奈良の郷土料理「飛鳥鍋」は、1,300年以上前の「飛鳥時代」から食べられていたそうです。
7世紀中旬に、中国の使者が「牛乳」を日本に伝えました。それを天皇に献上したところ、喜ばれ、牛が飼育されるようになりました。同じ頃、中国の帰化人は、鶏肉料理も広めました。
日本で、一般的に牛乳を飲むようになったのは、江戸時代ですが、飛鳥地方(奈良の南部)では、早くから牛乳を飲む文化が広まりました。
当時、修行に励んでいた僧たちが、里に牛乳を飲みに度々やってくるようになり、力をつけるために鶏肉と牛乳を煮て食べたのが「飛鳥鍋のはじまり」、という説があるようです。
しかし、薬として使われるほど貴重な牛乳を、大量に使うことができたのか、疑問視する声もあります。
大正時代にヤギの乳と、当時盛んに食べられていた鶏の肉で作ったのがはじまり、という説もあるようです。
昭和に入り、観光ホテルが郷土料理として復活させ、現在では飛鳥地方の飲食店やイベントで「名物鍋」として食べられています。
飛鳥鍋の材料と作り方
飛鳥鍋は、鶏がらスープと牛乳をベースに、白味噌、塩、みりんで味をつけます。
具は、鶏肉とゴボウは必須。その他、季節の野菜やきのこを煮込みます。
特別な材料は必要ないので、ご家庭でも簡単に楽しめます。
材料
具材:
鶏肉、ゴボウの他、季節の野菜(白菜、白ネギ、水菜、いんげん、にんじん等)、キノコ類(舞茸、えのき、しめじ等)、豆腐など
出汁:
鶏がらスープ、牛乳(割合は鶏ガラ2:牛乳1程度)
味付け:
白味噌、塩、みりん
つけだれ:
生卵、一味唐辛子、青ネギなど
カルシウムや食物繊維がしっかりとれる、栄養満点な食材たちですね!
作り方と食べ方
- 材料を、一口大に切る
- 鍋に、鶏ガラスープと調味料を入れて煮立たせる
- 鶏肉と煮えにくい野菜(ゴボウやにんじんなど)を先に入れて、煮込む
- さらに、牛乳と他の野菜を加えて数分煮る
牛乳を加えてからは、沸騰しない火加減に調整するのが、美味しく食べるポイントです。
そのままいただく食べ方と、すき焼きのように溶き卵につけて、青ネギや一味唐辛子を振っていただく食べ方があります
(我が家では、溶き卵でいただきました)。
牛乳と「甘い」白味噌を使用しているので、シチューに近い味だと感じました。
1回食べておいしかったので、3日後の夕飯に、もう一度作りました😊
まとめ
飛鳥鍋は、飛鳥時代から食べられていた、「栄養満点の牛乳鍋」です。
特別な材料は必要なく、ご家庭でも簡単に作れます!
涼しい夜は、1,300年前に思いを馳せつつ、飛鳥鍋をつついてはいかがですか?
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