漫画を読む効果。「好きな漫画を浴びるように読む」ということ
リョーです。
僕は、京都大学の文学部を卒業しました。
本を読むのが大好きで、「読書」から様々な興味や知識が得られました。
読書には「漫画」も含まれ、この漫画の果たした役割は大きかったと感じます。
この記事では、僕が漫画を浴びるように読んだことで「得られた様々なメリット」について考察したいと思います。
『子供の「頭が良くなる」、仕事で「役立つ」読書のススメ』も合わせてご覧ください。
漫画を読んで得られる効果
僕は小さい頃、漫画ばかり読んでいる子供でした。
本当に漫画が大好きで、お小遣いのほとんどを漫画につぎ込み、好きな漫画は何度も何度も読み返しました。
そして、漫画から色々なことに興味を持つようになりました。興味を持ったことは、調べたり、実際にやってみたりしました。
漢字も含めて色んな言葉を覚えました。
様々な雑学も吸収しました。このことが、漫画以外の活字を読むための土台にもなりました。
この経験から、自分の娘には漫画を読ませています。好きな漫画を、浴びるほど読ませたいと思っています。
何を読むかについては子ども自身が決めた方が、興味の幅を自由に伸ばしていけます。
もちろん、子供の方から「面白い漫画を教えてほしい」と聞かれたら、アドバイスはします。
でも、親にとって都合の良い誘導はしない方が良いでしょう。子どもは親の意に沿うふりをしながら、次第に興味を失っていきます。
「物語に没頭する気持ちよさ」を存分に味わって欲しいと思います。
「昨日知らなかったこと」を「今日知っている自分」を体感して欲しいですね。
僕に影響を与えた漫画
僕は、たくさんの漫画の影響を受けました。
その中で、特に印象の強い漫画は、週刊少年チャンピオンで連載していた「小山田いく」さんの『星のローカス』。
星や星座、星にまつわる神話などが好きになり、ギリシャ神話の本や図鑑を読み漁ったり、地域の天文研究会に入って天体観測会に参加したりしました。
同じく、小山田いくさんの『ウッド・ノート』にも影響を受けました。
この漫画の影響で、中学の頃はバードウォッチングをするために、遠くの山まで一人で自転車で行って、双眼鏡で鳥を見たりしていました。
また、週刊少年ジャンプで連載された「ひらまつつとむ」さんの『飛ぶ教室』も衝撃的でした。
核兵器の怖さや、平和の大切さなどを教えてくれたと思います。
この『飛ぶ教室』は、連載から35年後の令和2年（2020年）に、続編を含む形で再刊行されました。
思わず予約して購入し、懐かしい気持ちで子供の頃の気持ちを思い返しながら読みました。
「お父さんが子供の頃、一番好きだった漫画の一つだよ」と言って『飛ぶ教室』をリビングに置くと、娘も、何度も読み返すようになっていました。
平和の大切さなど、「自分なりの何か」を掴んでくれていたらいいなと思います。
娘が初めて読んだ漫画
娘のために、初めて購入した漫画は、『Dr. スランプ』（アラレちゃん）です。
娘が5歳の時でした。
きっかけは忘れましたが、「うんちツンツン」の言葉に興味を持っている様子だったので（笑）、試しに２冊買って一緒に読みました。
すると、非常に楽しみ、繰り返し見ていたので、娘の誕生日に全巻購入しました。
まだ漢字が読めなかったので、初めは読み聞かせる必要がありました。しかし、何度も読んでいるうちに、独力で読めるようになりました。
面白いところに付箋を貼るようになり、いつの間にか「Dr .スランプ」が付箋だらけに…（笑）
その後、少しずつ漫画を増やして、『コミックレンタル』なども活用しながら、娘と一緒に様々な漫画を楽しんでいます。
『子どもとのステイホーム期間に『DMMコミックレンタル』が役立ちました！』も合わせてご覧ください。
娘に見られる漫画の効果
- 「語彙がとても多い」子供に育っている。習っていない漢字が読めたり、色々な表現・慣用句などを使うことができる。
- 活字の本を読むことにも抵抗がない。漫画を読むのと同じように集中して、興味をもった歴史や地理、ことわざなどの本を読む。
- 漫画から「様々な雑学・知識」を得ている。興味の持ったことは、自主的に図書室で本を借り、読むようになった。
これらの全ては、漫画だけではなく、複合的な知育の影響もあると思います。しかし、漫画の果たしている役割は大きいと感じています。
最近は『ちはやふる』を読んでいる影響で、今も隣で百人一首を暗唱しています。（笑）
このブログを読んでいる方で、もしかしたら子どもが漫画を読むことについて、あまり積極的ではない方もいらっしゃると思います。
そういった皆様も、この記事をきっかけに、子どもが漫画を読むことに対して寛容な気持ちになっていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。